①年数
新畳を入れてから3~5年で裏返し(畳表の裏面使用、畳ヘリも取替え)
裏返し後3年~5年で表替え(新しい畳表に取替え、畳ヘリも取替え)
*イグサのスポンジ構造の潰れによる、吸着効果や、抗菌効果の耐用年数を考 えた時5~8年位で畳替えをお勧めいたします。
②畳表のイグサのヨレ具合
畳表のイグサが偏ったり、S字を描くようになると、織り込まれている糸の切断が考えられます。また、イグサの中綿のスポンジが潰れると偏りの原因になります。直ぐに表替えをお勧めします。
③畳の隙間
畳にスキマは付き物です。
畳の構造上丈方向に縮む性質があります。また、畳を取り囲んでい
る部材の収縮もあります。
スキマが発生すると、ホコリが溜まりやすくなり、「不衛生な住環境」になりやすいので、畳替えでスキマをなくし、改善されたほうが良いかと思います。
④畳表のササクレ
畳表のイグサは、極度の乾燥に弱くササクレの原因になりやすいのです。
国産のイグサと比べ中国産のイグサは、製織後も乾燥させて日本に輸入され る為に草本来の油分が飛び、痛みやすいようです。
⑤ダニ刺され
ダニには、草食系と肉食系がいます。草食系は、カビやホコリを餌にしており、時には「コナ ダニやヒョウヒダニ」などが大量に発生することもあり、アレルギーや喘息の原因とも言
われています。そのダニを食べる肉食系のダニが「ツメダニ」これが人を刺します。他にはネ
ズミに寄生している「イエダニ」等が天井裏から落ちてきたり、床下から上がってきたりします。
これらは、基本柔らかい肌を刺すので、別名「スケベ虫」とも言われるそうです。
対策には、「畳の加熱乾燥処理」が一番有効です。安全な駆除方法ではありますが死骸はそのまま残り除去出来ません。畳そのものを取り替えるのが一番有効です。
そうした中で要注意事項があります。
よく、「畳でダニに刺された!」と言われる方がありますが、一番ダニが多いのが布団、次にカーペット・ぬいぐるみ・ソファーです。根本の原因を探らないと解決しません。
ご相談下されば出来る限り、ご回答させて頂きます。